SOX法
SOX法とは、アメリカで制定されたSarbanes‐Oxley act(サラバンオクスリーアクト)の略称で、アメリカで発生した会計不祥事や粉飾決算を規制し企業改革を目的として作成された法律です。日本では、「日本版SOX法」と呼ばれています。SOX法は、会計処理上の不正や誤謬を防ぐために、企業に財務情報の透明性及び正確性の確保を求め、全ての上場企業に対し「内部統制報告書」の提出を義務づけています。日本版SOX法といわれている法律は、「証券取引法等の一部を改正する法律(金融商品取引法)」で、2006年6月に成立、2007年9月30日から施行されています。
それまであいまいで不透明な会計処理などがあった日本の企業経営も、見直さざるを得なくなり、内部統制等に強い会計系コンサルティングファームへのコンサル依頼が増加しました。企業の決算処理は、内部統制の対象の重要な領域として捉えられており、その業務プロセスの課題や関連業務が多く複雑なこともあり、コンサルティングファームがより活躍する場となりました。