キャップジェミニの転職・求人情報
キャップジェミニ:コンサルファームとしての特徴・概要
キャップジェミニの特徴
キャップジェミニ(Capgemini)はは、Serge Kampf氏により1967年にフランス、グルノーブルにおいて設立。全世界に30万人以上の従業員がいるグローバルファームです。
一方、日本法人の設立は2013年と比較的最近の設立です。
また、キャップジェミニは、フランス・パリ、ヨーロッパを拠点として全世界50か国以上で30万人以上の社員を擁し、グローバルで最大規模の売上高(2兆4000億円超 : FY2021)を誇る欧州最大級のグローバルコンサルティングファームです。2022年の採用情報においては、自社を「戦略×デジタル×グローバルを軸にイノベーションの最前線で世界をリードする世界有数のグローバルカンパニー」と定義しています。
キャップジェミニは、コンサルティング、デジタルトランスフォーメーション、テクノロジー&エンジニアリングといった領域でサービス展開をしています。
”キャップジェミニは、コンサルティング、テクノロジーサービス、デジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーとして、イノベーションの最前線に立ち、進化を続けるクラウド、デジタル及び各種プラットフォーム分野で、顧客のあらゆるビジネス機会に対応致します。”
https://www.capgemini.com/jp-jp/our-company/より引用
キャップジェミニ日本法人
そして、日本における新たなる価値を創造することに取り組んでいるのが、キャップジェミニの日本法人として2013年に設立されたキャップジェミニ株式会社(通称:キャップジェミニ・ジャパン)です。
「従来日本市場で行ってきたローカリゼーションや日本化を強みとする競合他社に対して、真の意味でのグローバリゼーション支援へのフォーカスが、日本マーケットにおけるキャップジェミニの競争優位性となります。また、新しい社会インフラとしてのデジタル技術をベースとした企業と産業、それらを取り巻く社会のトランスフォーメーション(変革)をグループ全体のテーマとして全世界で展開しています。」
(https://www.capgemini.com/jp-jp/about-capgemini-kk/より引用)
キャップジェミニの主なサービス領域/事業内容
- 金融サービス
- 製造
- 公共事業
- エネルギー・電力事業
- 自動車
- 消費財・リテール
- 通信メディア・テクノロジー
キャップジェミニのファームとしての沿革
キャップジェミニは、Serge Kampf氏により1967年にフランス、グルノーブルにおいて設立。全世界に30万人以上の従業員がいるグローバルファームです。一方、日本法人の設立は2013年と比較的最近の設立です。
※ キャップジェミニWebサイトを参照
キャップジェミニは、フランス・グルノーブルにて、Serge Kampfにより1967年に設立されました。1973年には、ヨーロッパにあるCAPを買収、1973年には、米国のGemini Computer Systemsを買収。そして、1975年に、2つのITサービス企業(CAPとGemini Computer Systems)が統合されました。
グループは成長を遂げ、フォーカスする事業を変革しつつ、資本投資関連サービスから·知的財産権サービスに転換。1996年に「キャップジェミニ」と名称を変更しリブランドしました。
キャップジェミニのパーパス、ビジョン
キャップジェミニでは、「人にこだわり 成果にコミット」という信念をもっています。常に人を中心として、コンサルタントとクライアントとが共に団結してチームとして力を合わせて取り組む「コラボレーション」を中心にサービスを展開しておられます。
キャップジェミニの働き方、人材に対する価値観・姿勢等
「キャップジェミニでは、ハイブリッドな働き方が日常的になっています。弊社では信頼に基づく経営文化を軸として、すべての国の誰もが業務において最大限の力を発揮できるように、弊社の従業員やクライアント、そして社会のためにインクルーシブでサステナブルな未来に貢献することを目指しています。」
キャップジェミニは、新しい働き方には重要な要素として3つを掲げています。
・フレキシブルな働き方(在宅勤務など時間や場所の柔軟性を取り入れる)・コネクテッドスペース(オフィスに出社する従業員の生産性を最大限に高めたり、物理的な空間とデジタルツールを組み合わせることで、バーチャルなコラボレーションやリモート業務を実現する)
・ボーダーレスなオポチュニティ(新たなハイブリッド・ワーク・モデルを活用して、従業員それぞれのキャリア目標に近づき、豊富な経験を積むことができる)
キャップジェミニのキャリアパス・プラン
Webサイトを参照:キャップジェミニのキャリアパス・プラン
キャップジェミニのトレーニング・人材育成
新入社員は、入社したら1~2か月の間、3つの領域の基礎研修を受けます。これはコンサルファームで働く上で必要とされる基礎的な内容とのことです。その後、実践業務の中で学んでいく流れのようです。
<主に3つの領域の研修を受ける>
1)ビジネススキル
ビジネスマナー、ビジネス文章書き方、オフィスツール・eLearningの活用法など
2)コンサルティングスキル
リサ―チ、資料作成方法、ロジカルシンキングや基礎的なIT知識など
3)企業理解
提供サービスライン、多国籍文化を重要視する企業文化、キャップジェミニ独自のフレームワークなど
キャップジェミニのプロジェクト事例
顧客体験の強化プロジェクト~オンライン証券会社
課題:顧客は、EC大手の子会社であり、近年急速な成長を遂げ、取扱い商品 では国内最大級となった。今後もブロックチェーンなどの最新技術を駆使し、 従来の金融事業を超えた新しいビジネスモデルの構築を目指している。しかし、急速な成長の陰で、顧客サービス体制の構築が追い付いていない 状況であった。
ソリューション、サービス:当社デジタルチームは、顧客サービス体制の強化に向けて、顧客体験 分析(ウェブ分析を用いたカスタマージャーニーマップの作成)とそこから の示唆に基づく顧客体験向上施策(顧客動向に基づくモバイル用UI 設計、関係各部門のKPIの設定とタスクの明確化)の立案及び実行 支援、更には今後に向けた体制強化策を策定した。
データアナリティクスを活用した予防保全システム構築プロジェクト~大手精密機械メーカー~
課題:顧客はアジアを中心に世界で大きなシェアを持つ製造装置メーカーであり、 今後予想される市場の成熟化と需要の停滞、及びユーザーによるアフターサービスの高度化要求を踏まえ、新たなサービス事業の立ち上げと ビジネスモデルの刷新(モノからサービスへシフト)を検討していた。
ソリューション、サービス:当社は、IoTを駆使した24時間リモート監視・ログ解析と24時間対応の コールセンターを基盤とした「グローバル・テクニカル・センター」の設立と、センターの活用による高付加価値な保全サービスの導入について、計画・ 実行の支援を行った。具体的には、センターの機能、業務、人材要件、 役割分担、シフトモデルなど、ゼロからの設計とその導入のためのロードマッ プの作成、更には移行のためのチェンジマネジメント計画を作成した。 結果として、計画は順調に実施され、新たに保全サービス事業が今後の 成長の柱として立ち上がった。
国内の事例紹介:事業提携戦略の立案プロジェクト~設備メーカー~
課題:顧客はインフラ関連の製造メーカーであり、大口ユーザーからの需要が 減少傾向にあり、今後更なる収益悪化が予想されている。こうした状況下、顧客単独での努力には限界があることから、競合他社との 提携など、業界全体の将来を見越した戦略の抜本的見直しを迫られていた。ソリューション、サービス:当社は業界のマクロ動向(経済トレンド、テクノロジーの影響、政府方針、顧客業界の動向)及び競合動向などを分析し、様々な協業/業界再編のシナリオを策定し、各パターン毎にその経済効果や実現可能性について検討した。 その結果、可能性の高い協業/再編シナリオと具体的な協業対象企業を明確化することが出来た。そして、具体的なアクションに向けて、大口顧客との討議資料及び提携候補への提案書を準備した。
製品開発力の強化プロジェクト~医療機器メーカー~
課題:他業界からの新規参入など、競争環境が激化する中、顧客は画期的な新製品を他社よりも速く市場に導入することが求められていた。
ソリューション、サービス:当社は最新のデジタル技術と方法論を駆使して、製品開発プロセス の抜本的強化を支援した。 具体的には、システムズ・エンジニアリング手法を導入し、複雑化するプロセスの効率化・統制を可能にした。またプロセスの再設計と自動化、 開発プロセスの詳細分析を行い、テクノロジーの活用による自動化(テストプロセスの統合・自動化、Robot アームの導入)や並行処理、 進捗管理の強化などプロセスを再設計した。更に、薬事申請プロセスの見直しと顧客体験の改善など、多面的な取り組みを実施した。
海外コアバンキングシステムの構造改革支援プロジェクト~大手銀行~
課題:顧客は海外拠点の維持管理の為に国内で開発したコアバンキングシステムを海外に展開して来たが、国内開発・保守費用が大きな負 担となっていた。海外ビジネスへの収益期待が高まる中、これまで経 験の無かったパッケージ活用や開発のオフショア化など、海外拠点システムの抜本的な改善を検討することとなった。
ソリューション、サービス:当社では経験豊富なグローバルチームと共同でパッケージソフトを活用した海外コアバンキングシステム更新のロードマップとその実行に必 要な組織改革プログラムを策定した。 これらの計画により、従来の独自システムに比べ、パッケージ活用により大幅に導入工数の削減とオフショアリソース活用による単価の低減が見込まれている。 実行に際しては、当社のオフショアリソース及びパッケージ導入の知見、更には独自のアクセラレータプログラムの活用が期待されている。
全社デジタル・トランスフォーメーション の計画・実行プロジェクト~大手損害保険会社~
課題:グローバル戦略の一環として、同社では国内事業全体のデジタル化に取り組もうとしていた。今回は、コアシステムをグローバルの標準パッケージソフトに置き換え、抜本的に業務とシステムを見直すこととなった。
ソリューション、サービス:当該パッケージでは業界ナンバーワンの実績と知見を有する当社ソリューション部隊が、コンサルティング部隊と協業することで、標準パッケージの特徴を損ねることなく、ローカルの実情を反映させ、理想的な現実解を立案、導入した。 パッケージの知見とグローバルのベストプラクティスに基づき、目指すべきオペレーティングモデルを策定し、現状の業務プロセス分析、目指すべき姿とのギャップ分析を経て、アジャイル方式でパッケージ導入を行った。結果として同社は、ペーパーレス化、業務の自動化などのデジタル・トランスフォーメーションに成功した。
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