「ケンブリッジテクノロジーパートナーズ」のproject事例
人材育成体制の整備~全国共済農業協同組合連合会~
環境変化が非常に激しい時代ということもあり、これからは「環境の変化に柔軟に対応しながら、組織の変革を推進できる人材の育成・制度の整備」が急務だと捉え、プロジェクトを発足しました。
まず初めに、2つの定義の検討に取り掛かりました。
1つ目は、JA共済連として目指すべき「変革人材の定義(人材要件定義)」で、2つ目は、職員一人ひとりが自律的にキャリアを開発するための指針となる「キャリア方針書」です。
「変革人材の定義」や「キャリア方針書」は作っただけでは形骸化してしまうので、これらを活用した運用施策を設計し、業務を遂行していく中で職員が能力アップしていけるような仕掛けを作りました。
そしてタレントマネジメントシステムの構築。設定した目標、目標に対しての実績、受講した研修、人事との面談の結果などは、今回新しく導入した「タレントマネジメントシステム」に蓄積され、可視化されます。こうすることで、職員一人ひとりのこれまでの育成状況を踏まえた、効率的かつ効果的な育成計画の策定や、適切な人材配置(異動検討)、管理職間の部下育成の引き継ぎなどに役立てることができるようになると考えています。
プロジェクトでの取り組みの結果、職員育成の素地ができたと思っていますが、今後は各都道府県本部の人事担当者や管理職層に旗振り役になってもらって更に制度を浸透・定着させていきたいと考えています。