「日本IBM」のproject事例
多彩なネットワーク・サービスを支える複数システムを疎結合する 連携基盤をIBM App Connect Enterpriseで刷新~株式会社インターネットイニシアティブ~
多彩なネットワーク・サービスを支える複数システムを疎結合する 連携基盤をIBM App Connect Enterpriseで刷新
デジタル・ワークプレイスの実現に向けた多彩なネットワーク・サービスを提供している株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は、2013年6月からESBとして利用してきたIBM Integration Busを最新のIBM App Connect Enterprise V11にバージョンアップし、システム連携基盤を刷新しました。従来からの高度な可用性をしっかりと引き継ぎ、安定稼働を実現するとともに、共通API化やマイクロサービス化などクラウドネイティブのシステム構想に適した最新アーキテクチャーを実装。今後のIIJのさらなる事業拡大をインフラ面から支えていく体制を整えました。
従来の取材スタイルの限界や人員減と報道の質を両立させるため、アジャイル開発でWeb選挙調査表システムを構築~株式会社朝日新聞社~
正確性や真実性が高いレベルで問われる新聞報道。そのため、とりわけ人海戦術で情報収集に当たっていたのが、選挙時の候補者に関するデータです。朝日新聞社では従来、紙の調査表を候補者に配布し、回答を書き込んでもらい、回収するというプロセスを踏んでいました。候補者からすると、住所や学歴、職歴など何度も同じ項目を書き込む必要がある上、他新聞社からも同じような調査表を渡されているので、回答がわずらわしいという声がありました。また、担当記者も紙の配布・回収と、その点検作業に忙殺され、人数の少ない総局では取材活動など通常業務の時間を割かれるという課題がありました。これを解決するため、同社は業界で初めて調査表の配布・回収をデジタル化した「Web選挙調査表システム(以下、ESシステム)」を開発しました。取材の効率化だけでなく、今後の選挙報道や取材活動のベースとなるシステムとして大いに期待されています。
ディープ・ラーニング(DL)の工程をDLスペシャリストの手を借りず実施できる環境を整えた上、作業効率の大幅な向上も実現~株式会社日立製作所~
株式会社日立製作所(以下、日立)は、日立ディープラーニング解析ソリューションとして、DLスペシャリストによる学習支援サービスを提供。当初は、全ての工程において日立の専門家が携わっていましたが、その作業工程にIBM PowerAI Visionを導入しました。学習のベースとなる画像のラベル付けやデータ・オーグメンテーションなどの大部分の作業を自動化するPowerAI Visionは、DLスペシャリストの作業効率を高め、さらに一般のソフトウェア・エンジニアによるディープ・ラーニングの作業を推進できる環境が整い、日立としてより多くのお客様からのご要望に応えることができるようになりました。